プロフィール
金子ゆうすけ
(メンタルカウンセラー)
1983年 生まれ。埼玉県。
青山学院大学 卒業。
連絡先: adm@w-heart.net
X(旧twitter)@yusukepsy
【相談内容】
セックスレス、性の問題、夫婦・カップル間の問題、その他の悩みも幅広く対応しております。お気軽にご相談ください。
相談は対面(東京)でもオンライン(全国)でも可能です。
【略歴】
新卒で大手企業に入社。2008年、M&A、ファイナンシャルアドバイザリー等を行う企業へ転じる。その後にベンチャー企業等を経て、2015年に独立しカウンセラー、経営コンサルタントとして活動中。性の専門家としてABEMA Prime(アベプラ)出演。
人間は変われる
セックスレスの問題とは少しズレますが、人間は変われるというお話をさせてください。
性の悩みに限らず、心の悩みを抱えている人の中にはそれが生まれつきの性格や思考パターンなので変われないと思っている人もいます。
悩んでいる人に限らず私たちは自分が変わった姿を想像しにくいのかもしれません。
しかし私たちは誰でも良い方向へと変わることができるということが、様々な研究から証明されています。
あなたはこれからの未来でどれくらい変わりますか?
ある調査で30歳の人に「あなたはこれからの10年でどれくらい変われると思いますか?」と質問すると多くの人が「あまり変わらないと思う」と答えたそうです。
しかし同じ人に「過去10年で何も変わりませんでしたか?」と質問すると「変わった」と答えるそうです。
これは決して20歳から30歳までの年代が最も変化しやすいからということではありません。
40歳の人に同じ質問をしても同じ答えになるのです。
人間は自分自身の未来の変化については上手にイメージできないのです。
なぜなら常に自分のいる時点が自分の歴史の最終地点だからです。そこにいる自分の心が最終形態のような錯覚に陥いるのです。
これを「歴史の終わり幻想」といいます。
しかし人間は変われるのです。
自分のことは客観視できないかもしれませんが友人はどうでしょうか?
10年前とは変わっているはずです。友人から見ればあなたも変わっているのです。
もちろん変化するのに10年もかかるということではありません。意識しない人でもそれだけあれば十分に変わっているのです。
変わろうと思えば数年どころか数か月で変わることができるのです。
脳が変化しないとしたらそれこそ世紀の大発見です
あなたはちょっとしたことで傷ついたり不安に思ったりするかもしれません。
「自分なんて価値がない」という低い自己肯定感を持っているかもしれません。
これらは自分でそう思おうとしなくとも勝手に浮かんでくる思考です。だから自分は一生この自動的な思考から抜け出せないと勘違いしてしまうのです。
しかしこのような勝手に浮かんでくる思考も変えることはできるのです。
なぜマイナス思考は生まれるのか?
そもそもなぜ思考が生まれるかというと脳内の神経細胞同士がつながるからです。
思考や感情というのはどの神経細胞がつながるかということなのです。
いつもマイナス思考な人はそうなりやすい神経細胞がつながっているのです。
そしていつもつながっている神経細胞同士はつながりやすくなります。するとその考え方がいつも勝手に浮かんでくるようになるのです。
これが思考の癖というものです。
思考の癖は修正できる
この癖は修正することが可能なのです。
いつもと違った考え方をするトレーニングによっていつもと違った神経細胞同士がつながりますから癖が修正できるのです。
それを繰り返すうちに勝手に浮かんでくるマイナス思考も変わってくるのです。
このことは様々な実験によって証明されています。思考の癖を修正するトレーニングによって脳の接続に変化が生じていることがMRIなどでも観察できているのです。
何をやっても全く変化が生じないことがあるとしたらそれこそ世紀の大発見になってしまいます。
これは性格や思考に関することだけではありません。「性の問題」についても同様のことがいえます。
誰かとセックスがしたい、パートナーとはマンネリした、というのは全て脳の問題なのです。脳は変化するのですから、これらの感覚も変化させられるということです。
あなたは変われるのです。そしてあなたのパートナーも変われるのです。