性行為における挿入が気持ち良くないという女性は珍しくありません。むしろ挿入されただけで快感を得まくるという人のほうが少ないでしょう。
とはいえ全く感じなかったり痛みを感じてしまうようだと性行為そのものが退屈になってしまいやがてセックスレスへとつながってしまうこともあります。
そうならないために今回は女性が気持ち良くなるために試せる挿入時のテクニックを紹介します。
膣内挿入をより快感にするための女性のテクニック
紹介するのはアメリカの「OMGYes」という真面目な性教育サイトが調査してくれたデータです。論文としてまとめて発表されています。
ちなみに論文のタイトルを意訳すると「膣内挿入をより快感にするための女性のテクニック」です。
4000人以上の女性にオンラインで「膣への挿入が快感になった発見は何ですか?」という質問をしました。さらに1000人にビデオインタビューもしています。
そこで提案されたテクニックは4つに分類することができました。
ちなみにそれらのテクニックを表現する言葉は存在しなかったため研究者たちはそれぞれに「Angling」「Rocking」「Shallowing」「Pairing」と名前をつけました。
それぞれのテクニックを詳しく見てみましょう。
1.Angling(角度を変える)
腰の角度や位置を変えることで性器同士の当たる場所を調整する方法です。
具体的には仰向けで腰を下に向ける、うつぶせで腰を上に向ける、腰の下に枕を置いて骨盤を低くするといったテクニックがあります。
2.Rocking(固定)
快感を得られるポイントに男性器を固定することです。
男性器の根本が陰核に擦れる位置に固定する方法と、男性器を膣内に留めさせ前後に動かせないようにする方法があります。
3.Shallowing(浅い部分への刺激)
膣の外側でもなく奥でもない浅いポイントに刺激がいくようにする方法です。
奥まで挿入されると痛みを感じることもありますし、入口付近にも性感帯は存在しますから有効なテクニックとされています。
このShallowingを事前に行うことでその後の刺激に対する感度が良好になるという女性もいました。
4.Pairing(同時の刺激)
挿入と同時に陰核も刺激する方法です。
中よりも陰核のほうが感じやすいという女性は多いですから性行為そのものの快感を高めるうえでも有効な方法です。
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ひとりで行うときも使えるテクニック
ここで紹介されたテクニックはパートナーとのセックスだけではなく自慰行為のときにも実践されているものです。
挿入に気持ち良さを感じないという女性はまずは自分で気持ち良さを感じるポイントを確かめたうえで、さり気なくパートナーに伝えてみると良いかもしれません。
ただし「あなたが下手すぎて気持ち良くない」というメッセージとして受け止められないように注意してください。
女性が思っている以上に男性はセックスのテクニックに自信を持っていないものです。拙さを指摘されるとショックを受けて不能になってしまうことさえあります。
テクニックを変える以外にも体の相性が悪い夫婦はビリーフ(信念)を変えることで満足度を高めることもできます。
参考文献:Women’s techniques for making vaginal penetration more pleasurable: Results from a nationally representative study of adult women in the United States