性欲が減退した女性を1.6倍も回復させる簡単な方法

性欲が減退した女性は官能小説を読みましょう。それによって性欲が回復することが実験で確かめられています。

性欲が1.6倍になりオーガズムも増えた

フロリダ大学が性欲の低下を感じている30歳から55歳までの既婚女性47名を対象に本を読むことで性欲が回復するのかを検証する実験を行いました。

この実験で参加者は性欲を回復するための自助本を読むグループと官能小説を読むグループに分けられました。

性欲を回復させる実験

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自助本として選ばれたのは『A Tired Woman’s Guide to Passionate Sex』という本です。性欲の低下を経験している女性の治療法として考案されたもので先行研究において性欲を回復させる効果が確認されています。

官能小説として選ばれたのは『Passion: Erotic Romance for Women』という20編のストーリーからなる短編集です。セックスカウンセラーの多くが推薦したということで選ばれました。

参加者の女性は本を読む前に性欲やセックスの満足度に関するアンケートに答えました。それから6週間かけて割り当てられた本を読み、その後で再び同じアンケートに答えました。

本を読む前後のアンケート結果を確認したところ自助本を読んだグループと官能小説を読んだグループの両方が性欲、興奮、濡れ具合、オーガズム体験、性交痛の改善を報告していることが分かりました。

性欲についてはどちらのグループも本を読むことで約1.6倍の上昇がありました。

これらの効果は6週間後に行われたフォローアップのアンケートにおいても維持されていました。つまり自助本も官能小説も性欲の回復効果が長期にわたって続くということです。

なぜ官能小説の効果も長く続いたのか?

今回の実験で注目すべきことは官能小説による性欲や性機能の向上効果が長く続いたことです。

自助本は科学的手法を用いた技術が書かれていますからこれらのテクニックを知ることで効果が持続したとしても不思議ではありません。

しかし官能小説にいたっては一時的な興奮をもたらしてもそれが続くとは限りません。実際にポルノ動画を見た女性の性欲は短期的にしか向上しないという研究もあります。

ではなぜ官能小説が長期的な利益をもたらしたのでしょうか?

それはビデオなどの視覚優位のメディアと比べ小説は頭の中にシーンを描く必要があるのでそれによって想像力が鍛えられたからかもしれません。

官能小説を読む女性

またセックスに対して女性は搾取される側という意識を持っている人の場合、官能小説に登場する女性の性への積極性などを感じとることで性欲や快楽を受け入れることへの抵抗が減った可能性もあります。

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日本語で書かれた自助本は科学的根拠に乏しい

もちろんプラセボ効果が起こった可能性もあります。

自助本と官能小説の両方にいえることですがこれらの本を読むことで性欲上昇に良いことをしているという感覚を得られたことが性欲の回復につながったかもしれないということです。

どのような理由にせよ自助本と官能小説を読むことで性欲がなくなったと感じている女性に良い影響をもたらしたことは事実です。手軽にできる性欲の回復法として試してみてはいかがでしょうか?

日本語で書かれた自助本は科学的根拠に乏しいものが多いので個人的には官能小説をおすすめします。

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参考にした論文:Bibliotherapy interventions for female low sexual desire: erotic fiction versus self-help.

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