旦那とセックスしたくない!解決法はシンクロさせること

旦那とセックスしたくない気持ちになるのは仕方のないことです。

長年一緒にいればマンネリしますし、興奮が冷めた状態ではより深い情愛を感じなければ特に女性は気分が乗りにくいものです。

若い頃はカッコ良かったのに年を取ったらタダのオジサンになってしまい、性的魅力を感じないということもあるでしょう。

そんなときの解決法としてぜひ試して欲しいことがあります。

それは旦那にシンクロ(同期)させるということです。

呼吸をシンクロさせると好意と性欲につながる

初対面でも好意や親密さを感じた相手とは行動がシンクロするといわれています。

例えばお見合いパーティーでは気に入った相手と手の動きや体の揺れが合ってくるという観察結果があります。

長く一緒にいて関係満足度の高い夫婦はさらにシンクロ率が高くなる傾向があります。

食事中などに同じタイミングでおかずに箸が伸びる、ということが何度も起こるのもこの一種かもしれません。

好きな相手と行動がシンクロしてくることは様々な実験で証明されていますが、敢えて自分からシンクロさせることで好意を持ってもらえることも分かっています。

ビート音に合わせて、一緒に机をタップすると見知らぬ人同士でも好意を持ちやすくなるという実験結果もあります。

リズムが合うと一体感が生まれるので、それが親しみにつながるのです。

特に合うと良いのが呼吸のリズムです。赤ちゃんの頃から養育者の腕の中で呼吸が合うことの心地よさを学んでいるので、その感覚が残っていると考えられます。

呼吸が合う相手には親密さを感じ、それが性欲の増進にもつながるのです。

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呼吸のリズムを合わせることが親密さや性欲にどう影響するか

ライマン大学のヒラ・シャロン・デヴィッド博士たちの面白い実験があります。

呼吸のリズムを合わせることが親密さや性欲にどう影響するか調べたものです。

写真を見ながら呼吸を合わせる

この実験では19歳から47歳までの男女117人が次の3つのグループに分けられました。

  • パートナーの写真を見ながら録音された呼吸音に合わせて呼吸する
  • パートナーの写真を見ながら自分のペースで呼吸する
  • コアラの写真を見ながら録音された呼吸音に合わせて呼吸する

ちなみにここで聞かされる録音された呼吸音は実際のパートナーのものではありません。研究者が用意したサンプルです。

参加者もそれは分かっていますが「恋人の呼吸音だと思って聞いてください」と指示されました。

シンクロしていると感じて親密さが増すと性欲が高くなる

呼吸が終わった後で、今度はパートナーとの性的ファンタジーを書くように言われました。

つまりパートナーとセックスすることを妄想しながら、そのプレイ内容を書くということです。

書かれた内容は、そこで使用された単語や表現などから、専門家によって性欲の強さやパートナーへの親密度が算出されました。

分析の結果、パートナーの写真を見ながら呼吸を合わせた参加者の中でも、シンクロしていると感じて親密さが高まった人は、最もパートナーに対する性欲が高くなっていることが分かりました。

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旦那とセックスしたくないときの解決法

たとえ写真と録音された他人の呼吸であっても、自分から呼吸をシンクロさせて一体感を得ることで、性欲が高められることが分かりました。

旦那とセックスしたくないという女性はぜひ、呼吸を合わせてみてください。

ベッドでリラックスしているときに、旦那と直接対峙して行うことで今回の実験以上の効果が期待できるかもしれません。

顔も見たくないくらいに旦那が嫌いという場合はどうしようもないですが…。(とはいえ嫌悪感が性的興奮につながる可能性があるという研究もあります)

また、別の方法ですが、お互いが1mほど離れて10分ほど見つめ合うと、トリップしたときと同じ感覚を味わえるという実験結果もあります。

恍惚感を覚えたり、相手の顔の中に自分の顔を認識するなどの現象が起こるようです。

これがセックスしたい気分を盛り上げるかは不明ですが、性的興奮を高める方法として目を合わせることが有効という研究結果もあります。

興味のある人は自己責任でやってみてください。

ラポールの形成にも使える呼吸のシンクロ

カウンセリング等でカウンセラーとクライエント(相談者)の間に築かれる信頼関係を「ラポール」といいます。フランス語で「橋を架ける」という意味です。

このラポールがうまく形成されるほどにカウンセリングの成功率は上がるとされています。

催眠術師もラポールの形成を重視しています。なぜなら催眠が掛かりやすくなるからです。

このとき催眠術師がよく使うテクニックが呼吸を合わせるという方法です。これにより潜在意識に情報を刷り込みやすくなるといわれています。

つまり、自分から呼吸を合わせにいくと、ラポールが形成され相手の気持ちも変えやすくなるということです。

旦那がセックスしたがっていないときにも、呼吸を合わせる方法は有効かもしれません。

またセックスに誘うときに限らず、日常会話でも呼吸を意識すると、「この人とは相性が良いな」と思ってもらいやすくもなります。

ぜひ試してみてください。

参考文献:Hilla Sharon-David, , Moran Mizrahi, et al. (2018). Being on the same wavelength: Behavioral synchrony between partners and its influence on the experience of intimacy.

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