夫より妻のほうが年収が高いと勃起しなくなる&妻の性格が夫の収入の高低を決める

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妻が高収入であることがセックスレスの原因となることもあります。

女性からすると信じられないことかもしれませんが、いくらの年収を稼いでいるかというのは男性にとって非常に重要な問題です。

収入に対する自信を失うことがEDにつながることさえあるのです。

夫よりも稼いでいるという女性は無意識にバカにしていないか確認しましょう。

妻の性格が夫の収入に影響を与える可能性もあります。

最も幸せな世帯収入の割合

女性であるあなたは世帯収入が増えるほどに嬉しく思うかもしれません。

しかし男性は必ずしもそうではありません。頭では喜ぶべきことと分かっていても引っかかるものがあるのです。

バース大学のジョアンナ・シルダ博士が6,000世帯以上を分析したところ、世帯収入に占める妻の収入が4割を超えると、夫の心理的苦痛が増え始めることが分かりました。

妻の収入が少なすぎると自分一人で支えなければならないというプレッシャーを感じるので、一定割合までは妻の収入が増えることを望みます。

しかし、妻の収入が増えすぎると、家計は男が支えるべきという価値観が脅かされるので、心理的苦痛が増えるということです。

それらのバランスが最も良いのが4割なのです。

お金の心配をすることもなく、優位な立場も得られていると感じられる割合ともいえます。

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「ポリティカル・コレクトネス」は性愛について正しくない

女性よりも稼いでいなければと考える男性は多いです。

男女平等の世の中にくだらないと思うかもしれません。

しかし、「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」は性愛について考えるときは、正しくないことが多いと思っていたほうが良いです。

男性は女性が思う以上に年収の勝ち負けに敏感です。

他の会社と比べて高いのか低いのか?同じ会社の同僚と比べてどうか?

妻と比べてどうか?

無意識に比較していますし、負けたと分かるとショックを受けます。

こういった有害な男らしさに苦しめられているのです。

男としての自信を失うことでセックスの自信も失う

妻に年収で負けると男としての自信を失うこともあります。

特に一流とされる企業に勤めている人が、起業した妻にあっさり抜かされると、それまでの自分をエリートだと思っていた分、落ち込みは大きいです。

また元々、起業していた妻の年収が想像していた以上に高いことを知って落ち込む夫もいます。

特に頭の良い夫ほど「自由に経済活動ができる資本主義社会では能力に収入が比例する」という思考が強いですから、自分に言い訳できずに苦しむのです。

男としての自信を失うことで、セックスの自信も失います。勃起しなくなる人もいます。

そこまでいかなくとも、妻とのセックスに苦手意識を持ちます。

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男性がセックスをするときに無意識に持っている感覚

夫婦は愛し合っているからセックスをします。

しかし、男性の中には「オスとして優秀と認めているからメスは体を許す」という本能に近い無意識もあります。

収入で妻に負けるとその感覚を持つことができません。

「心の中ではバカにしているのではないか?」という疑念が生じてしまうのです。

これは非常に厄介な問題です。

高収入の妻からのフォローは逆効果

高収入の妻は、そのことを夫が気にしているとフォローします。

しかし、それが逆効果となるのです。

例えば夫が「自分の仕事なんて大したことない」という発言をしたとします。

それに対し妻は「そんなことないわ、私には出来ないすごい仕事よ」とフォローします。

それが妻の本心だったとしても額面通りに受け止められることは少ないです。

フォローされた夫は次のように言われたと感じてしまうのです。

「組織の歯車になるなんて私には出来ないわ(だって私の高い能力の無駄遣いになってしまうから)」

フォローされてもバカにされたとか、守るべき弱い存在と認識されたと感じてしまい、余計に惨めな気持ちになるのです。

「収入は私が勝っているけれど、日曜大工や家事は夫のほうが圧倒的に凄い」というフォローをする妻もいますが、これも「褒める部分を無理矢理探しているだけ」とネガティブに捉えられることが多いです。

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夫に1,000万円出資できるか?

表面的な部分では「私は夫よりも高収入だけど馬鹿になんかしていない」という女性のほうが多いです。

しかし、馬鹿にしていないにしても、優秀だとは思っていないのです。

ちょっと想像してほしいのですが、夫から「独立したいので1,000万円出資してほしい」と言われたら、頭に何が浮かびますか?

「迷わず出す」という人もいるでしょう。しかしそれは夫のことを優秀だと思っているからではないのです。どちらかといえば情に近い感覚です。

本当に夫のことを優秀だと思っているなら、出すか出さないかということではなく、出資したらいくらのリターンがあるだろうか?自分と協業できるビジネスだろうか?という考えが浮かぶはずです。

夫が医師などの特別な職業に就いているなら別ですが、そうでない場合、夫の収入を大きく超えると全く悪気はなくとも無意識に下に見てしまうのは仕方のないことなのです。

成功して自分のステージが上がれば関わる人たちのレベルも上がってきます。するとその人たちと夫を比べてしまうこともあります。

人間としての上下を考えなくとも、ビジネス面では低く見積もってしまうのです。

そしてその感覚は何気ない言動から伝わり、夫のオスとしての自信を失わせていきます。

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夫が収入によって自信を失っているときにどうするか?

夫が収入によって自信を失っているときにどうすれば良いのでしょう?

まず下手にフォローするのはやめたほうが良いです。

夫が「年収が低くて」といったとき「気にしないで」と言ってしまうと、低いことは認めていることになってしまいます。

なので「そういうの考えたことなかった」と、そもそも異性の判断基準として収入を意識したことがなかったというスタンスを見せたほうが良いでしょう。

これは身長や学歴を気にしている男性にも使える方法です。

とはいえあまりに妻が稼ぎすぎている場合には、そう言われることで、「妻が気にも留めていないことをウジウジと悩む器の小さい自分」とマイナスに捉えてしまうこともあります。

正直なところ、妻に対する年収コンプレックスを持っている夫をフォローするのはかなり難しいです。人それぞれコンプレックスを刺激してしまうスイッチは異なるものです。

とりあえず無意識レベルで下に見ている部分がないかを見直してみることが大切です。

夫の年収は妻の性格で変わる?高いパターンと低いパターン

ここまで説明したように、夫は妻の年収が上がることを素直に喜べないこともあります。

その一方で、妻は夫の年収が上がったとき、世帯収入が増えるので嬉しいと思える人が多いです。

中には友達の夫の収入が高くて羨ましいと思っている人もいるかもしれません。

そんな人は自分の性格を変えると良いかもしれません。

年収は複数の要因によって決まるものですが、その一つに結婚相手の性格が関係しているのではないかという調査結果があります。

つまり、あなたの性格が夫の年収に影響を与えているかもしれないということです。

性格が収入やキャリアに与える影響

ワシントン大学セントルイス校がオーストラリアの「世帯収入と労働力の動態」という調査から4,544人のサンプルを抜き出して解析したデータがあります。

このデータによると自分の性格だけではなく結婚相手の性格も収入、昇進、仕事の満足度に影響を与えていることが分かりました。

性格をどのように測定したかというと「ビッグ5」というスケール(尺度)を用いました。

性格の主要な5因子と言われる誠実性、開放性、外向性、協調性、神経症的傾向を調べるテストのことです。

自分の性格と年収の関係

では、どんな性格の人が収入が高く、昇進しやすく、仕事の満足度も高いのでしょうか?

まず自分自身の性格については以下のことが分かりました。

  • 外向性、開放性、協調性のある人は仕事の満足度が高い
  • 外向性と神経症的傾向のある人は昇進しやすい
  • 誠実性のある人は収入が高い

結婚相手の性格と年収の関係

次に結婚相手の性格が仕事にどう影響するか?ということですが、これは5因子の中の1つが影響していることが分かりました。

それは「誠実性」です。英語でいうところの「Conscientiousness」です。まじめさ、良心性、自己コントロールできる能力とされています。

これらの性格特性を持つ人と結婚した人は収入が高く、昇進しやすく、仕事への満足度も高いことが分かりました。

これは自分だけしか働いていないパターンでも共働きのパターンでも当てはまります。

また男性も女性も同様の影響を受けます。記事の冒頭から夫の年収にフォーカスしていますが、夫の性格もあなたの年収に影響するということです。

影響の受けやすさに関して自分の性格は関係ありません。自分がどのような性格をしていても妻や夫に誠実性があると仕事に良い影響が出るのです。

☑︎夫より妻のほうが年収が高いと勃起しなくなる?

誠実性の高い人は家事に協力的・夫婦間の満足度が高い

なぜ誠実性の高い人と結婚すると仕事に良い影響が出るのでしょうか?

まず収入が多くなる理由として誠実性の高い人は家事に協力的であることが挙げられます。

それによって仕事に費やすエネルギーや時間の確保がしやすくなるため収入が増えやすいのです。休む時間が取れるということもあります。

仕事の満足度と昇進のしやすさについては配偶者の誠実性を自分が見習ううちにそれが職場でも出るので良い結果につながりやすいことが考えられます。

また誠実なパートナーといると二人の関係に対する満足度も高いので、仕事の満足度も高まるといえます。

夫の年収を高めたければ誠実性を高めましょう。そもそも誠実性がないと年収どころか夫婦関係さえ破綻しかねません。

政治家の配偶者は万歳するべきか?

データのある話ではないのですが、かつて政治家の方から面白い話を聞いたことがあります。

選挙で当選確実が出て万歳をするときに、本人の横にいる配偶者が一緒に万歳をせずに深々とお辞儀をしていると、その政治家は長続きする傾向にあるそうです。

ほとんどの人がそうしているので関係ない気もしますが…。

喜びを爆発させたいところで冷静に自分を抑えられる「Conscientiousness」が関係しているのかもしれません。

妻の態度が会社の業績に影響する

ここからは妻の性格が夫の年収を低くするパターンについて説明したいと思います。

私はコンサルティングの仕事もしているので色々な中小企業を見ているのですが、そこからの個人的な経験で言えることがあります。

それは社長の配偶者(男性社長が多いのでたいていは妻)が社内で偉そうに振舞っている会社は伸びていないということです。

配偶者も創業期からのメンバーで会社に多大な利益をもたらしていて、仕事に本気になっているがゆえに態度がキツくなってしまうというのであれば、良くはありませんが何とかなります。(滅多にそんな会社はありませんが)

しかし、ただ社長と結婚しただけの立場で配偶者が出しゃばる企業は伸びません。それどころか赤字を垂れ流しています。

なぜなら誠実性のない態度で接せられた社員はモチベーションが下がるからです。そもそも関係ない人間が社内に入ってくるだけでも社員はやりにくいのです。

企業というのは正しい仕組みさえ作れば、あとは社員のモチベーションで利益が変化します。それどころか社員のモチベーションを変えるだけで赤字から黒字にできるケースもあります。

少なくとも中小企業においては社長の家族が出しゃばるのは収益を悪化させるメジャーな要因の一つです。

会社の収益が悪化すれば社長の年収も下がります。

夫の年収を低くする妻の性格

実は出しゃばる配偶者がいることで年収が下がる要因は他にもあります。

そしてこれは夫が社長ではない人にも関係することです。

社長と結婚しただけで偉そうに出しゃばるタイプというのは鬱陶しい性格をしています。

そしてそれが家庭内でも出ています。このことについては複数の社長から確認しているのでほぼ正確です。

会社ではヒステリックだけど家庭内では誠実性のある態度などということはありません。

家庭内に鬱陶しい性格の妻がいるとどうなるでしょうか?

それは朝に夫がベッドの中で目覚めたときに、「あぁ、リビングに行ったらまた妻のウザい喋りが始まる」と憂鬱な気持ちになることです。

朝一番にこのような感情を持ってしまうと、その日ずっと脳に悪影響が出ることが研究からも分かっています。

具体的には創造性、判断力、集中力が低下します。もちろんそれは仕事にも影響します。

また「夫が話を聞いてくれない原因は妻の喋り方にある」の中でも説明しましたが、鬱陶しい喋り方はそれだけで脳にダメージを与えます。

毎朝このようなことを繰り返していればどんどん仕事が出来ない人間になっていきます。そして年収も低いままでしょう。

夫の年収を高めたければ、「この甲斐性無しが!」と罵ってはいけません。

ますます年収が下がります。

再三、説明しましたが経済的なプレッシャーは男性機能にも影響を与えます。

ですから優しく接してあげましょう。その方が夫も「もっと頑張ろう」という気持ちになりやすいものです。

参考文献
Joanna Syrda (2019). Spousal Relative Income and Male Psychological Distress.
・Brittany C. Solomon and Joshua J. Jackson. (2014). The Long Reach of One’s Spouse:Spouses’ Personality Influences Occupational Success.