付き合って1年でレスになったとき、興奮を復活させるためにどうするか

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セックスに関して「Penny Jar Test」という面白い問題があります。

イギリスで行われたマーケティングのカンファレンスで参加者が話したものらしいので、それほど有名なものではありませんが、次のような問題です。

付き合い始めたカップルが最初の1年はセックスをする度に1ペニーを瓶(jar)の中に入れました。
2年目からはセックスをする度にその瓶から1ペニーずつ取り出しました。
瓶が空になるのにどれくらいの期間が掛かったでしょうか?

あなたはどれくらいと予想したでしょう?

この問題の答えは「瓶は永遠に空にならない」だそうです。まるでアメリカンジョークのようですね。

1年目のセックスの回数は、2年目以降にする全てのセックスの回数よりも多いということです。

これが正しいのかは分かりませんが、多くのカップルが付き合って最初の1年で最も多くのセックスをしているでしょう。

そして1年を過ぎる頃には頻度も減って、やがてセックスレス状態に…というのは珍しいことではありません。

なぜこうなってしまうのでしょうか?

そして解消するにはどうしたら良いのでしょう?

恋愛の消費期限は残っているのにレスになる理由

恋人から「異性としての好きではない」と言われたら、恋愛感情がなくなったわけですから、レスになるのも理解しやすいでしょう。

しかし時には「恋愛感情はある」と言われているのにレスになることもあります。混乱するかもしれませんが十分にあり得ることです。

恋愛をすると興奮を促進するフェニルエチルアミンという物質が分泌され、異性としての好きという気分が盛り上がります。

この分泌は3年ほどは続くといわれています。恋愛の消費期限が3年と言われる由来もこれです。

つまり3年は同じ相手を異性として意識し続けることができるということです。

しかし、それよりも先にセックスレスがやってくることも多いです。異性として意識はできるけれど、性的興奮はしないという状態です。

これはセックスに対する慣れが原因です

セックスをするとき脳内ではドーパミンが放出されます。

それによってその行為の虜になるのですが、慣れが生じるともっと強い刺激でもっと多くのドーパミンを手に入れないと興奮できなくなってきます。

同じ相手とのセックスは回数を重ねる毎に刺激を受けにくくなってきますから、ドーパミンも減り興奮しなくなってくるのです。

ノーマルなセックスから、マニアックなセックスへと段階的に移行してたとしたら、行為の度に興奮が増したかもしれません。

しかし、そのようなカップルはほとんどいませんし、マニアックなプレイを追求しても、やがてやり尽くしますますから、どちらにせよいつかは興奮しなくなります。

つまり異性として好きであっても、時間の経過によって性的興奮が落ち着くのは自然なことです。

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性的興奮の消費期限は1年でやってくる?

性的興奮が低下しても、それが自然と復活することもあります。

例えば、一緒に新しい体験をすると性的興奮を覚えることがあります。

なぜなら人間には「自己を拡張させたい」という欲求があり、新しい体験によってそれが満たされたときに性的興奮を覚えるからです。(参考:セックスがマンネリしたら「自己拡張」で解消しよう

レスを解消しようと思っていなくても、旅行に行ったときにセックスをしたというカップルもいると思います。これは新しい体験による自己拡張が行われたからと考えられます。

しかし、これらの体験も付き合い始めて最初の1年で一通りやり終えてしまうことが多いです。

初詣もバレンタインもクリスマスも、1年でほぼやり尽くします。

つまり、セックスのブースターとなる材料を使い切ってしまうのです。

そういた意味でも付き合って1年というのは、性的興奮によってのみできるセックスの消費期限を迎えるタイミングとなりやすいともいえます。

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愛情によるセックスへの移行は時間が掛かる

性的興奮によるセックスができなくなったら、愛情によるセックスへと移行しなければなりません。

つまり、性的快感ではなく、結びつくことそのものに喜びを見出す必要があるのです。

長く一緒にいる熟年夫婦でもレスにならない人たちは、この感覚を持っていることが多いです。

結びつくことに喜びを見出すためには、恋人間の絆を強固にする必要があります。

しかし、これには時間が掛かりますし、お互いが同じ思いを持っていなければ達成されません。

ですから、性的興奮を意図的に復活させる施策が必要となります。

性的興奮を意図的に復活させる

性的興奮を意図的に復活させるための手っ取り早い方法としては、会う頻度を減らすことが挙げられます。

1年も付き合っていると、週に1回程度でもマンネリするものなのです。

ですから2週に1度にしたり、会う時間を減らすなどの工夫をしましょう。

いつも同じ曜日に会っているなら、仕事が忙しいなどの口実を作り、ランダムにすることも効果的です。

さきほど性的興奮にはドーパミンが重要と言いましたが、ランダムな報酬によってそれが分泌された方が、ハマりやすくなります。

これはスマホの通知を考えれば理解しやすいと思います。いつ通知が来るか分からないから頻繁に確認してしまうのです。

会えるタイミングが読める恋人より、いつ会えるか分からない恋人のほうが興奮もしやすいのです。

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他の異性をどう匂わせるか

もう一つの方法としては、他の異性の存在を匂わすのも効果的です。

これは浮気の可能性を示唆するということではありません。存在を知らせるだけでも効果的なのです。

例えば「職場の誰々さんに褒められた」だけでも良いのです。

特に男性はパートナーのそばに他の男性の存在を感じるだけで、無意識に危機感を覚え興奮することがあるのです。

女性の場合でもこの効果は期待できます。

なぜなら女性は他の女性からも評価されている男性を高く評価する傾向があるからです。

このような現象を「配偶者選択の模倣」といいます。

既婚男性に惹かれる女性がいるのもこの現象です。奥さんからの1票が入っている分、価値が高く見えるのです。

あからさまに他の異性を匂わすのはリスクが高いので、友達を利用するなどしても良いです。

あなたが女性なら、彼氏とプールでデートするのもおすすめです。他の男性客が水着姿のあなたに視線を向けるのを見た彼氏は興奮が蘇る可能性があります。

一種の寝取られプレイのようなものです。

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付き合って1年は諦めるには早すぎる

他にも気軽に性的な部分にボディタッチさせない、イメチェンなど、興奮を復活させるための方法はあります。

悪い意味での慣れが生じていないか、二人の行動を見直してみましょう。

付き合って1年というのはレスになるには十分な時間ですが、レスの解消を諦めるには早すぎる時間でもあります。

興奮によるセックスをしながら、絆も深め愛情によるセックスへと移行しましょう。

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