夫と会話をしているとき、反応がイマイチだったり、相槌が雑すぎると感じることがあるかもしれません。
愚痴を聞いてほしいのに早々に会話を切り上げられてしまうこともあるでしょう。
夫が話を聞いてくれないのはなぜでしょうか?
それはあなたの喋り方が鬱陶しいせいで、脳が疲れてしまうからです。
夫婦間に衝突が生じていたり、夫が精神的に不安定な状態だったり、性格に問題のあるタイプであればそこに原因がある可能性はあります。
しかし、そうでないなら夫が話を聞いてくれない原因はあなたの喋り方の問題であることが多いです。
聞き手の脳に負担を与える鬱陶しい喋り方とは
夫が話を聞いてくれないという妻に共通することは、喋り方が鬱陶しいので、聞き手の脳に負担を与えてしまうということです。
具体的にどういう喋り方なのか3つに分けて説明します。
1.どんな話題でも無駄に抑揚をつけてしまう
例えばあなたが外出先で雨に降られたエピソードを夫に伝えるとします。
このとき「んもおぅっ!すんっごいっ雨が、ザァーッ!ザァーッでぇっ!ビーッショビッショになっちゃったのーっ!」と溜めや声の強弱をつけ、顔の表情も豊かに唾が飛びそうな勢いで喋っていないでしょうか?
こういった喋り方をする人はどんなことでもこの調子です。相手の知らないことは何でも大ニュースのように喋るのです。TVのバラエティ番組で見たことさえこのトーンで報告します。
大騒ぎするほどの話でもないのに、まるで殺人事件でも見てきたかのように感情を込めて話されると、それだけで鬱陶しいですし、脳に負担がかかりますから聞いているほうは非常に疲れます。
しかし喋っている本人は気持ち良くなっているので気づきません。
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2.「情報の非対称性」を意識しない
上記のような喋り方をする人は順序立てて話そうという意識も持っていないことが多いです。
思いついたことから話していくのです。話し手と聞き手の間にある「情報の非対称性」を意識できないのです。
自分の頭に思い浮かべている全体像を相手も見ているような感覚で話してしまうのです。
知らない登場人物が2人以上出てきたら、聞き手は相関図を整理しないと理解が追いつきません。
しかし「情報の非対称性」を意識せずに話す人は、自分が分かっているので、相手が理解していないかもしれないという認識にはならず、一方的に喋り続けます。
これも聞き手の脳に非常に負担を掛ける喋り方です。
3.愚痴を聞いてほしいと思っている
最後は愚痴です。夫が話を聞いてくれないという人の多くは会話内容の大半が愚痴になっているのです。
当然ですが他人の愚痴も聞かされる方の脳はとても疲弊します。
愚痴を言う人の多くが気づいていない非常に重要なことがあります。
それは世の中には愚痴を言わない人もいるということです。
これは言わないように気を付けているのではなく、そもそもそういった思考が生まれてこないのです。
そしてこのタイプは愚痴を言う人間を疑問に思っていますし、それを言ってくる人を迷惑に思っています。
あなたの夫がこのタイプだった場合に夫婦間にギャップが生まれています。
「愚痴は誰かに聞いてもらうべきものであり、一番身近な夫はその義務がある」と考えている妻と、「なぜそんなことを不満に思うのだろう?そしてなぜそれを他人に言うのだろう?」という夫です。
この状態は夫にとってストレスでしかありません。
夫の脳は妻の存在に不快感を持ち始める
あなたが鬱陶しい喋り方で夫に話しかけ続けると大変なことが起こります。
脳があなたの存在に不快感を覚え始めるのです。既にそうなっているから話を聞いてくれないのかもしれません。
夫の脳はあなたが帰宅して玄関のドアを開ける音を聞いた瞬間、無意識に「面倒な話が始まる」と不快感のスイッチが入るのです。
あなたの喋り方によって夫の脳は負担を感じており、距離を置きたがっているのです。
脳は省エネしたがりますから、疲れることは嫌い、楽なことは好きと判断します。
夫としては「なぜか分からないけど疲れる」という感覚かもしれません。だから自然と話を聞かなくなっていくのです。
ちなみに仕事のできる人ほど今回紹介した鬱陶しい喋り方が大嫌いです。
そのような喋り方をする人を意図的に遠ざけたり、会話せざるを得ないときは心の中で境界線を作るようにしている人もいます。
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その喋り方を続けるとブスになる
鬱陶しい喋り方はあなたにも悪影響を与えます。
感情的に愚痴を話し続けるということは、顔の表情筋をその形状に鍛え続けるということです。
つまり醜い顔になっていくということです。
また自分の会話を一番聞いているのは自分ですから、ネガティブな情報を刷り込み続けることでどんどん考え方が悪い方へと向かっていきます。
夫に話を聞いてもらうための意識
夫に話を聞いてほしいと思ったら、脳に負担を掛ける喋り方を改めましょう。
そのためにはどうすれば良いでしょうか?
まず、なぜそのような喋り方になっているのか原因を探ることです。
承認欲求が強すぎてそれを全て会話で満たそうとしているなら、趣味や仕事に注力するのも手です。
ナルシスト傾向が強いのであれば、あなたの日常の出来事は他者がどうしても知りたいと思うほど価値のあるものではないということに気づきましょう。
原因が分からなくとも、客観的な視点を意識するだけでも変わります。
自分の話している姿は相手からどう見えるだろうか?と意識するのです。ボイスレコーダーで録音してみるのも良いでしょう。
コミュニケーションで大切なことは1つ話したら、2つ聞くという姿勢です。
口は1つで耳は2つなのですから。