子供がほしいと思って妊活を始めることにしたものの、夫が口だけで全く協力的でない…
それ以外の部分では文句はないし、夫といると心地よいのでこのまま子供は諦めるべきなのか?
それとも離婚して妊活に協力的なパートナーを探して再婚すべきか?
このような悩みを持っている女性は多いですし、相談に来る方からもよく聞きます。
実際にどうすべきか?ということですが、妻であるあなたがどんな生き方をしたいか?とあなたの性格が関係してきます。
ただ一つ言えることは、出来る限りのことをせずに諦めたとき、その後の人生でずっと後悔が残る可能性が高いということです。
妊活に非協力的な夫は少なくない
口では「子供がほしいね」と言うけれど妊活に非協力的な夫は少なくありません。
妊娠の可能性を探るためにクリニックに行こうと提案しても曖昧にされたり、タイミング法でしようとなっても、いざその日になると「疲れてるから」などといって断ることもあります。
妻としてはいつも自分からアクションを起こさなければならない状態にストレスが溜まるどころか、惨めな気持ちになることさえあるでしょう。
離婚してもっと協力的な相手と再婚したほうが良いのかもしれないと考えるかもしれません。
一方で、妊活以外の部分では文句はないし、それなりに満足なのでこのまま夫婦2人で生きていくのもアリかとも思います。
どうすれば良いのかと相談に来る女性も多いです。
「それなりに幸せな結婚生活」と「子供」のどちらを諦めるか
この悩みというのは「それなりに幸せな結婚生活」と「子供」のどちらを諦めるかという選択でもあります。
結婚生活を諦める場合については「旦那が抱いてくれないから離婚したという人が後悔していること」の記事で説明していますので、そちらを参考にしていただくとして、子供を諦める場合の後悔について説明したいと思います。
「やらなかった後悔」はいつまでも残る
あなたは「子供がほしくても出来なかった夫婦だってたくさんいるのだから、このままでも後悔しない人生なのかも」と思っているかもしれません。
確かにあなたの子供が欲しいという思いが「いないよりはいたほうが楽しいのかな…」というレベルであれば、その通りでしょう。
しかし、強く子供を希望しているのなら、夫が妊活に協力的でないからという理由で諦めた場合には後悔し続ける可能性が高いです。
なぜなら「やらなかった後悔」はいつまでも残るものだからです。
やれるだけのことはやったけれど子供が出来なかった場合と、もっとやれることがあったのにやらずに子供が出来なかったケースでは、気持ちが全く違います。
前者は受け入れることができますが、後者はいつまでも後悔として残り続けます。それが夫への怒りに変換される可能性もあるでしょう。
妊活で絆が深まる夫婦と険悪になる夫婦の違い
不妊治療も含め妊活は夫婦の仲を良くも悪くもするものです。
二人で力を合わせて困難に立ち向かったと思えると絆は深まり、子供ができなかったとしても「この人となら」と思えるものです。
しかし、夫が非協力的だと険悪になり、妊娠可能な年齢を過ぎたころには「この人のせいで私の人生は台無しになった」という憎しみが芽生えることもあります。
そこまでいかなくとも「もっとやれることがあったのに…」「離婚して他の人と妊活したら子供のいる人生だったのでは…」といった気持ちが常に頭の片隅に残り続けることもあります。
また、子供を作るという夫婦にとって非常に重要な事柄に真剣に向き合ってくれない夫の場合、その他のことでも向き合ってくれない可能性が高いといえます。
☑︎妊活中の性行為の頻度に影響を与えるもの。年齢、学歴、夫の運動習慣など
自分への言い訳を探し始めていないか?
妊活に非協力的な夫と共に生きることでどう思うかはあなた自身の性格も影響します。
自分の過去を振り返って、やらなかった後悔をするタイプなのか、折り合いをつけやすいタイプなのか考えてみましょう。
参考になるか分かりませんが、もしあなたが「子供はお金が掛かるし、自分の時間もなくなる」などと子供がいることのデメリットを必死で探しはじめているなら、後悔するタイプだと思います。
なぜならそれは自分を納得させるための言い訳を準備し始めているということだからです。
☑︎セックスする日を決めることの危険性!余計にしなくなってしまう
天秤にかけているのは「結婚生活」と「子供」ではない
最後に忘れてはいけないことをお伝えします。
それは今あなたが天秤にかけているのは「結婚生活」と「子供」ではないということです。
あなたが天秤にかけているのは「(確実に手に入れている)結婚生活」と「(手に入るかもしれない)子供」です。
つまり夫が妊活に非協力的だからと離婚しても必ずしも子供が生まれるわけではないのです。
仮に結婚生活と子供を同じ価値と見積もっているのであれば、今確実に手元にある結婚生活を選ぶほうが経済合理的ではあります。
そんな単純に割り切れないのが感情ではありますが、結婚継続か離婚かを選択をする際には年齢や結婚市場における自分の価値など様々な要因を考慮に入れる必要があります。
離婚はしたけれど再婚できなかったという可能性もあり得るのです。