夫婦が寝室を別にするとき知っておくべきこと

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寝室を別にした場合、それがプラスになるかマイナスになるかは夫婦によって異なります。

身体的には別室の方が楽ですが、夫婦の関係性を考えると同室の方が良いこともあります。

また別々の部屋で寝ることで夜の営みが減る可能性もあります。

それぞれのリスクを考慮したうえでどうするか判断しましょう。

同じ寝室のデメリット

まず、夫婦が同じ寝室にするデメリットですが、それは何と言ってもストレスです。

イビキや寝言でイライラしたり、相手がトイレに起きたときに自分まで目覚めてしまうこともあります。

ちなみに旦那にイライラすると寿命が縮むことも分かっています。

同じベッドで寝ていれば寝返りや布団を引っ張られることの影響も受けます。

こういったストレスによって睡眠の質が下がりますから疲れが取れにくくなります。

さらに、睡眠の質が下がると恋愛関係の満足度も低下することがロサリオ大学の研究で分かっています。

また、人によって希望の睡眠サイクルは異なります。寝る前に読書したり、早起きしてワークアウトをしたいということもありますから、必ずどちらかが我慢を強いられることになります。

こういった寝室でのストレスは朝起きたときから感じているものです。だからといって毎日それを相手に言うのは難しいでしょう。

実はこのように朝からストレスを我慢して自制心を使うと、一日のパフォーマンスが落ちることも分かっているのです。

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夫婦が別々の寝室だとセックスレスになりやすい?

身体的な負担だけを考えると夫婦の寝室は別にしたほうが良いといえそうです。

しかし、別々の部屋で寝ることにはデメリットもあります。

その一つがセックスレスになるリスクです。(すでにレスの場合は解消のハードルが上がる可能性)

ステップが増えるとセックスが面倒になる

人間は同じ行動でもステップの少ない方がやる気になります。

机上にコーヒーがあれば飲もうと思いますが、キッチンへ行って淹れなければならないときは面倒に感じて、「飲まなくても良いか」となりがちです。

夫婦の寝室を別にした場合、セックスでも同様の感覚になる可能性があります。

同じベッドに寝ていればすぐに始められますが、別の部屋ではそこに行くというステップが生じてしまいます。

さらに断られた場合には虚しく自室まで戻らなければなりません。

こういった行動を無意識に想像することでセックスが面倒になっていき、レスになる可能性があります。

寝室が別のほうがマンネリしない

とはいえ、寝室を別にしたほうがセックスレスになり難いという人もいます。

なぜなら適度な距離感ができることでマンネリしにくくなるからです。

また、同じ寝室で寝ることによって生じたストレスがセックスへのモチベーションを下げる可能性もあります。

ストレスホルモンは性欲に関連するテストステロンの優位性を抑える可能性が指摘されています。

また子供が一緒の部屋で寝ている場合、父親のテストステロン値が低くなるという研究もあります。

つまり、寝室を別にすることでレスになるかどうかは家庭環境や個々の資質によるということです。自分たち夫婦がどういうタイプなのかきちんと見極める必要があります。

寝室にこだわりを持とう

夫婦で別室にするかどうかに関係なく、寝室にこだわるのは大切なことです。

レスのカウンセリングをしていると寝室の模様替えをしない人が多いことに気づきます。

カーテンやリネンを定期的に変えることは非日常を演出するのに有効な方法です。

少し高級なものを使うと、寝室が夫婦にとって特別な場所となり、気分が切り替わりやすくなります。

また汚い寝室は性的興奮を下げますから清潔感のある状態を保ちましょう。

夫婦の寝室を別にするか迷っている人はまず寝室の雰囲気を変えることからやってみましょう。

参考文献:Sleep quality perception and romantic relationships in university students: Cross-sectional study.