チン凸する男性の心理が調査で判明!

チン凸とは許可なく一方的に男性器の画像を送りつける行為を指すネットスラングです。

そのままですが「チンコ」と「凸(突撃)」の造語です。

知り合いに送る人もいれば、会ったこともない有名人などにDMで送りつける人もいます。

どう考えても嫌われる行為にも関わらずチン凸する人は何を考えているのでしょうか?

チン凸する人の心理

ペンシルバニア州立大学のフローラ・オズワルド博士たちがチン凸する男性の心理を調査しています。

この調査では1,087人が対象となっているのですが、驚くべきことにそのうち564人が、相手の同意なく自分の性器の写真を送りつけた経験があると分かりました。

私の知り合いの女性インフルエンサーが「SNSのフォロワーが増えると毎日のようにチンコの写真が送られてくるようになる」と言ってましたが、これは大袈裟な表現ではないでしょう。

18歳以上の男性の半数以上がチン凸しているのですから。

一番の理由は見返りを期待するから

そしてチン凸する理由についてですが、最も多かったのは見返りを期待してというものです。

具体的には男性器の画像を送って、代わりに女性器の画像を送ってもらったり、女性が興奮している反応がほしいということです。

チン凸する人の半数近くがこの理由を答えていました。

次に多かったのがアプローチのためです。

チン凸することでその女性に関心を持っていることを示したり、それによって自分に注意を向けさせようとしているのです。

露出狂としての満足感を得るため

男性器の写真を送りつける人の多くは見られることに興奮する露出狂的な性癖を持っているイメージがあります。

しかしこの理由によってチン凸する人は全体の2割ほどでした。

ただし、露出狂の性癖もいくつかに分類されます。見られることそのものに興奮する人だけではないのです。

男性器を貶さられることに興奮する人もいれば、自信がないので元気づけるようなフィードバックが欲しいと思っている人もいました。

支配・コントロールのため

女性を支配しているという感覚を得るためにチン凸するという人もいました。

女性が強制的にペニスの写真を見せられた状況に興奮するからとか、相手に対するコントロール感を得られるからというものです。

また勝手に送り付けることで相手を怒らせるのが楽しいという人もいました。

さらにチン凸する人は女性差別的な考えに同意しやすいという特徴もありました。

チン凸する人はナルシスト

今回の調査ではチン凸する人たちの性格傾向などについても確認しています。

そこから分かったことはチン凸する人はしない人と比べてナルシスト傾向が強いタイプが多いということです。

ここでいうナルシストはパーソナリティ心理学などで用いられる専門の質問票を用いて判断したものです。

自分をカッコイイと思っているだけではなく、誇大性を持ち、恥を知らず、放漫である人のことです。

自分には特別扱いされるべき権利があるという思い込みも持っています。

このような性格特性がチン凸という行為に罪悪感を持ちにくくしているのかもしれません。

余談ですが、マンネリ防止のために寝取られプレイなどを取り入れている夫婦が、ネットの掲示板で男性を募集することがあります。

このとき「顔は悪くないと言われます」とメッセージを送ってくる男性の多くがチンコの画像も添付してくるそうです。

これもナルシシズムがチン凸と関係していることの証左でしょうか。

「女性は男性器の画像が見たいはず」という勘違い

個人的な見解ですがチン凸をする心理の根底には「女性は男性器の画像が見たいはず」という勘違いもある気がします。

男性のほうが視覚情報によって興奮しやすいことはいくつかの実験からも分かっています。

ヌード画像やビデオを見たときに、脳の性欲に関する部位や性器が反応するのは男性の方が多いです。

女性から性的な画像が送られてきたら、たとえそれが一方的なものであったとしても嬉しいと感じる男性は少なくないでしょう。

自分自身のこういった感覚で女性を評価するため、「チンコを見せて女性を興奮させよう」という思考が芽生えてチン凸するのかもしれません。

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参考文献:Flora Oswald, Alex Lopes, Kaylee Skoda, Cassandra L. Hesse & Cory L. Pedersen (2020) I’ll Show You Mine so You’ll Show Me Yours: Motivations and Personality Variables in Photographic Exhibitionism, The Journal of Sex Research, 57:5, 597-609

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