結婚して長年経つと夫婦はマンネリしてくるものです。
夜の営みも減りレス状態になっている人もいるかもしれません。
そんなマンネリを解消するには妻側のイメチェンが効果的です。
なぜかというと男性は多様性と新鮮さを求めているからです。
分かりやすくいえば「複数の新しく出会った女性とセックスしたい」と思っているということです。
男性は多様性と新鮮さを求めている
男性が多様性と新鮮さを求めることはオルブライト大学の実験からも分かっています。
同じ相手と何度も？複数の相手と少しずつ？
まずは多様性を求めていることを示す実験を見てみましょう。
この実験では281名の男性と353名の女性を対象に、セックスのパートナー選びについて以下のことを調べました。
- 同じ相手と何度もしたいと思うか？
- 複数の相手と少しずつしたいと思うか？
セックス機会の割り振りを決める
参加者には10名の異性の写真が見せられました。
そして、「合計10回のセックスができるとした場合に誰と何回ずつしたいか写真の横に回数を記載してください」と指示が出されました。
最もタイプの1人と10回しても良いですし、3人と5回、3回、2回ずつでも良いということです。
好きなように10回分を割り振れます。この割り振りを全10セット分の写真について行いました。
男性は複数の相手と少しずつしたい
参加者がどのように10回分のセックスを分けるのか分析したところ、女性よりも男性のほうが分散させたがることが分かりました。
つまり男性のほうが複数の相手と少しずつセックスしたいという傾向が強いということです。
特に並べられた10枚の写真に美人が多いときほど分散させる傾向がありました。これは現在交際しているパートナーがいてその相手の価値が高いと思っている男性でも同様でした。
つまり、男性は多くの美人とセックスしたい(しないと損)と思っており、たとえ魅力的な相手と付き合っていてもその傾向は変わらないということです。
男性がセックスする相手を分散しようとしなかったのは自分が交際中でパートナーの魅力を高いと思っているときに美人が少ない写真のグループを見せられたときのみでした。
男性は新鮮なセックスパートナーを求める
今度は新しく出会った異性と慣れ親しんだ異性のどちらに魅力を感じるかという実験です。
この実験に参加したのは平均年齢19.7歳の大学生です。（男性40名・女性56名）
実験では同じ外見レベルの異性の写真が2枚同時に表示されます。そしてどっちと付き合いたいかを選択するという作業を繰り返します。
選んだ写真は後で再度表示されます。このときは新たな写真と一緒に表示され、どちらと付き合いたいかを選択します。
この実験でも男女差が現れました。
男性は最初に付き合いたいと思った女性が後で新しい女性と一緒に表示されたとき新しいほうを選ぶ傾向が強かったのです。女性の場合は最初に選んだ男性を選ぶ傾向が強かったです。
つまり男性は慣れ親しんだ相手よりも新鮮な相手を求めるということです。
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男性は女性にイメチェンして欲しいと思っている
ここまでの説明で男性が多様性と新鮮さを求めることが分かったと思います。
なので妻１人だけに永遠に興奮し続けることは難しいのです。夫婦がマンネリするのはある意味自然なことともいえます。
しかし頻繁にイメチェンをすることで多様性と新鮮さを演出し、マンネリを解消できる可能性が高くなります。
男性は視覚情報で刺激されやすい
当カウンセリングルームにもマンネリを解消したいと相談に来る女性は多いのですが、イメチェンの効果については懐疑的な人が多い気がします。
これは自分が夫の外見の変化を見ても興奮しないと考えているからかもしれません。自分の感覚を基準に判断しているのです。
しかし視覚からの刺激の受けやすさには男女差があるとされ、男性は女性の外見が性欲スイッチになることは多いです。
また、女性は化粧や髪型のアレンジによって大きく見た目を変えることができます。
そういった意味でも女性のイメチェンはマンネリ解消に効果を発揮しやすいのです。
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男性は頻繁にイメチェンしている女性に魅力を感じる
実は今回、紹介した実験ではパートナーに対して頻繁に外見を変えてほしいと思うかも質問しています。
髪型やファッション、メイクなどをイメチェンしてほしいかということです。
そこでも男女差があり、男性は彼女や妻に対して頻繁にイメチェンをしてほしいと思っている人が多いことが分かりました。
そして頻繁にイメチェンしている女性に対して魅力を感じるとも答えています。
なぜならイメチェンが男性の多様性や新鮮さに対する欲求を満たしてくれるからです。
イメチェンがマンネリを解消し、セックスレス夫婦の解消のきっかけになることもあります。
セックスレスでない夫婦であっても常に新鮮な刺激を与えることがセックスレスの防止に役立つともいえます。
とはいえエロい服装ばかりしていると飽きられるのも早いことも分かっていますから過激になりすぎないよう注意しましょう。
マンネリ解消のためにしたというのがバレバレのイメチェンよりも、あくまで自分の趣味でスタイルを変えたと思われるよう自然にやったほうが効果的だと思います。
参考にした論文：Experimental Evidence for Sex Differences in Sexual Variety Preferences: Support for the Coolidge Effect in Humans.
