旦那とセックスしたいならボディイメージを高めてあげよう

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旦那とセックスしたいと思って誘ってもあまり乗ってこない…。

こんなとき自分の魅力が足りないのかと不安になりますね。

でも旦那自身の問題かもしれません。旦那のボディイメージが下がっているのです。

なのでそれを高めてあげましょう。

体型が気になるとセックスしたい気分が下がる

女性は何歳になっても自分の体型を気にする人が多いです。

女性用補正下着は売っていても男性用はほとんど見掛けないことからも明らかです。

そんな女性から見ると男性はオジサンになると体型を気にしなくなるように見えるかもしれません。

加齢によって代謝が落ちてメタボ気味になっているけれどダイエットする様子もないようだしウチの旦那は外見に無頓着なのかな?

などと思うかもしれません。

しかし意外と男性も自分の体型を気にしているものです。しかも妻や恋人から体型イジリをされると落ち込んだりします。

さらにそれが体型に対する自尊心の低下につながるとセックスへのモチベーションも低下することが分かっています。

反対に体型を褒められるとセックスへの意欲や満足度も高まることも分かっています。

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ボディイメージとセックスの関係

身体についてどう思っているかを「ボディイメージ」といいます。

自分はデブだとかスタイルが悪いと思っている人はボディイメージが悪いといえます。

ボディイメージが悪いことは身体的、心理的、および人間関係における多数の否定的な結果と関連していることが分かっています。

特に自分の体が曝されたり焦点となるような活動には悪影響が出やすいです。

セックスをするときは裸ですし身体的なコミュニケーションでもありますからボディイメージの影響を受けやすいです。

実際に自分の体に対して恥ずかしさを感じたり魅力が低いと思っていると性欲の低下やセックスの頻度の低下につながることが複数の研究から判明しています。

またゲルフ大学のロビン・ミルハウゼン博士らの調査ではボディメージの低下がセックスの満足度まで下げていることが分かっています。

これらの影響は男女に関係なく出ます。

【関連記事】自分の体に自信が持てない女性は…性交と自慰への欲求が低い

体型を貶されると性欲が低下する

ボディイメージは恋人や配偶者といった親密な相手からの言動によって変わります。

褒められれば好転しますが貶されると悪化するのです。

ニューブランズウィック大学のケイトリン・M・ゴールドスミス博士らがパートナーの言動がボディイメージにどう影響するかを調べています。

この調査では6ヶ月以上の交際経験にある男女にパートナーから体型についてどのようなメッセージを受け取ったことがあるかを聞き取りました。

そしてそれが自分の自尊心や性的な思考にどう影響するかを分析しました。

その結果、体型についてポジティブな言動を受け取ると自信や自己受容だけではなく性的な動機も高まることが分かりました。

反対にネガティブな言動を受け取ると羞恥心を持ったり自信を失うだけでなく性欲やセックスの頻度も低下するという結果になりました。

ネガティブな言動とは体重やお腹の出っ張り、脚の太さなどについてのものです。お腹を掴んだり突っついたりという行動からもネガティブなメッセージを受け取ることも分かりました。

(ネガティブな言動を受け取っても「パートナーの嗜好の問題なので自分が気にすることではない」と思える人はほとんどいませんでした)

デブな旦那の褒め方

この研究の参加者の中にはパートナーからボディイメージを高めるようなメッセージを受け取ることでセックスが楽しめるようになったり色々なプレイに挑戦できるようになったという人たちもいました。

なのでもし旦那や彼氏のセックスへのモチベーションが低いのであれば積極的に体型について褒めてあげましょう。

「そんなこといっても私の旦那はデブだし褒めるところがない…」という女性もいるでしょう。

そんな人でも探せば褒めるところは意外とあるものです。

例えば太っている人でも肘を曲げたときに前腕には筋肉のラインが見えるものです。そこがセクシーだと褒めてあげれば良いのです。

他にも鎖骨や指といったパーツを単体で見れば色気を感じる部分があるはずです。そのような一部分を褒めることのメリットは具体的なので信ぴょう性が高まり相手も素直に受け入れやすいことです。

スタイルが良いと思わせなくとも「あなたの体に色気を感じていますよ」というメッセージが伝われば良いのです。

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「プヨプヨして落ち着く」は危険

旦那を褒めるときに「プヨプヨして落ち着く」と言うのは諸刃の剣です。

すでにそういったコミュニケーションによって上手くいっているのなら問題はないでしょう。

しかし男性の中にはこのようなマスコット扱いをされることでさらにオスとしての自信を失う人もいますから注意してください。

また「細い」と言われて喜ぶ女性は多いですが男性は必ずしもそうではありません。軟弱であると言われたと感じてしまうこともあります。

また、男性器にコンプレックスを抱えている人も少なくありません。特に勃起していないときの形状に不満を持っている男性が多いことが分かっていますので射精後に小さくなったモノを見て「ちんちん、かわいい」などと言ってはいけません。

自分の逞しさを認識することは性的な自尊心を高めるうえでも大切なことですからそれを損なうようなメッセージは与えないようしましょう。

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参考文献
・Kaitlyn M. Goldsmith, E. Sandra Byers. (2015). Perceived impact of body feedback from romantic partners on young adults’ body image and sexual well-being.
・Robin R. Milhausen, Andrea C. Buchholz, et al. (2013). Relationships Between Body Image, Body Composition, Sexual Functioning, and Sexual Satisfaction Among Heterosexual Young Adults.