色っぽいメイクとはどんなもの?心理学の実験で分かったこと

色っぽいメイクというと水商売の女性のようなケバい化粧をイメージするかもしれません。しかしそれは危険です。

キャバクラのような場所であれば、男性側もそういうものと認識しているのでケバくてもマイナスになることはありません。

しかし、一般的にはケバいメイクが好きな男性は少数派です。ケバいメイクとナチュラルメイクのどちらが魅力的か問うアンケートでもナチュラルメイクの方が支持されやすいことも分かっています。

また、ケバいメイクは「浮気しそうなメス」と認識されやすく信頼されないことも分かっています。

だからといってナチュラルメイクで色っぽく見せるのは難しいものです。

そんなときはチークの赤味を調整すると良いです。

「赤」をプラスすると色っぽいと評価される

女性の顔は色味によって男性からの評価が変わることが実験で分かっています。

具体的には「赤」をプラスすると恋愛対象として見られやすく、性的魅力も高まるのです。

サウス・カロライナ大学のアダム・パズダ博士らが100人以上の男性に女性の写真を見せ評価してもらうという実験を行いました。

このとき提示された女性の写真はコンピュータで肌に赤味を足す加工をしたものと、加工していないものの2枚がありました。

そのどちらがより魅力的かということと、色っぽいかということを判断してもらったのです。

その結果、赤味を足した顔写真のほうが女性として魅力的かつセクシーと評価されたのです。

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なぜ赤色が魅力的なのか?

なぜ女性の顔に赤をプラスすると魅力的で色っぽいと評価されるのでしょうか?

それは赤という色が発情と関連しているからと考えられます。

サルなどの哺乳類のメスは妊娠可能な状態になると顔やお尻など体の一部が赤くなります。

それを見たオスが自分の子孫を残すために寄ってくるのです。

実は人間の女性も排卵期になると肉眼では確認できないレベルですが肌が赤味を帯びます。

つまり人間にも赤色を生殖のサインと認識する機能が残っている可能性があるのです。

そのため、コンピュータの加工や化粧によって赤を強調することで、受胎可能であるというサインを送ることができるのではないかということです。

人工的に発情期(=子孫が残せる)サインを送る

この実験以外にも、赤い服を着ていたり(※1)、赤い口紅をしている女性はモテるという研究結果もあります。

赤という色は人間という動物のオスも引き寄せる色ということです。

色っぽい雰囲気を作りたい人は化粧のときに赤いチークをプラスすると良いかもしれません。

人工的に発情期(=子孫が残せる)サインを送るということです。

※1 服に関しては赤色を着てもモテ効果ナシという実験結果もあります

メイクを少し変えるのは安全なマンネリ解消手段

カップルが興奮しなくなったり、セックスレスに陥る原因の一つは見慣れてしまうことです。

そのためイメチェンはマンネリ解消に効果的な方法といえます。

しかし、お互いがセックスレスを認識している状態で、急にイメチェンをするとあからさま過ぎて逆効果となることがあります。

そうならないために、メイクを少し変えるというのは安全かつ実効性の高い手段といえます。

男性はパートナーがメイクを変えたとき、「何か雰囲気が違う」と思っても何が違うのか分からないこともあります。色気が増したと感じるだけのこともあります。

ぜひ顔の赤味を調整して色っぽさを醸し出しましょう。

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<参考文献>
・Naomi K. Muggleton, Sarah R. Tarran, Corey L. Fincher, Who punishes promiscuous women? Both women and women, but only women inflict costly punishment. (2018)
・Adam D. Pazda, (2016). Women’s Facial Redness Increases Their Perceived Attractiveness: Mediation Through Perceived Healthiness.

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