40代の女性の性欲が低下する心理的要因と復活させるマインド

女性の年齢と性欲の関係は複雑であり個人差も大きいです。

30代~40代で性欲のピークを迎えるという人もいれば、落ち着くという人もいます。ほとんどなくなったという女性もいます。

ライフイベントの変化やストレス、ホルモンの影響などが要因として考えられます。

しかし、それ以外にも心理的な要因があります。

それは自分の魅力をどう見ているか?ということです。これによって性欲が低くなることもあれば、高くなることもあるのです。

40代の女性の性欲を低下させるマインド

あなたが40代だとして、「もう若い頃のような色気はなくなった」と思っていないでしょうか?

当方にセックスレスの相談やカウンセリングに来る30代、40代の女性でもこのように考えてしまっている人は多いです。

実はこのようなマインドを持っていることが性欲の低下につながっているのです。

ペンシルベニア州立大学の研究者らが39歳から56歳までの307人の女性を対象に行った自己評価と性欲に関する研究があります。

それによると過去10年を振り返ったときに、昔の方が魅力的だったと考える傾向が強くなるほどに、性欲が減少することが分かったのです。

そしてセックスの頻度も低下していました。

反対に年齢を重ねても自分を魅力的と思っている人は性欲も高く、セックスも楽しめ、オーガズムの頻度も高いということも分かっています。

自分で自分の性欲を失くさないためにも、魅力的であるという意識を持つことが大切なのです。

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「欲望の対象としての肯定的な評価」によって女性の性欲が高まる

性的な文脈において魅力的とはどういうことでしょうか?

様々なことが挙げられますが、一つとして「欲望の対象としての肯定的な評価」があります。

欲望の対象というと、自分をモノ扱いしろということかと誤解する人もいますが、そういうことではありません。

例えるならマリリン・モンローやブリジット・バルドーっぽさはどれくらいあるか?ということです。

異性から見てロマンチックな存在であり、セックスの対象として素晴らしいと思われているか?ということです。

このような認識が女性の性欲にとって大切な要因であることが、ルーヴェン・カトリック大学のソフィア・プレカツォナキらの調査からも分かっています。

18歳から55歳までの女性662人の自己評価と性欲を分析したところ、欲望の対象としての自己評価が高い女性ほど性欲も高いことが分かりました。

これは彼氏や夫といった安定的なパートナーを持つ人に限らず、セフレのようなカジュアルなパートナーを持つ人でも同様でした。

自分は欲望の対象として素晴らしいと思うことはどのような場面でも性欲に好影響を与えるということです。

魅力を低評価する女性は快楽を求めることへの権利意識を持てない

男性はセックス中に欲望を剝き出しにすることに抵抗のない人が多いです。

一方で女性は中々そうはいきません。

まず恥ずかしさを感じやすいことが一つの理由といえます。

それと同じくらい影響が大きいのに気付いている人が少ないのが、快楽を求めることへの権利意識の低さです。

女性は気持ち良くなり、オーガズムに達する権利があるという考えを持ちにくいのです。

そしてこういった権利意識を持てない理由が、自分の魅力を高く評価していないことです。

快楽を得られないとセックスそのものに対する興奮も落ちますから性欲も沸きにくくなるという悪循環に陥ります。

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今日から自分は色気があると思って生活する

かつて性欲は個人内部から単一で沸き起こるものと考えられていました。

しかし数十年の性科学の研究により、反応的なものであることが分かりました。

異性から性的に魅力があると思われるレベルに達しているか?という基準も反応的な側面です。

パートナーからの働きかけによっても、欲望の対象としての肯定的な評価は高まります。

ですから彼氏や夫から「色っぽい」と言ってもらうことも性欲を高めることに役立つのです。

とはいえ自分から言葉で表現してとは頼みにくいものです。相手も義務のように感じてしまうと、あなたへの評価が下がってしまいます。

そうならないためには自然に誘導することが大切です。

何か誉め言葉を言われたときに「そう言われてドキッとした」と伝えてみてください。

人間というのは自分の言動が相手の心に影響したと分かると、その行為を気持ち良く感じるのでまたやりたいと思うようになるのです。

ただし、セックスレス状態のときは控えたほうが良いです。誘っていると勘違いされ警戒されるリスクがあります。

性欲が落ちたという40代の女性はとりあえず今日から自分は色気があると思って生活しましょう。

人間の表情は心理状態で変化しますから本当に色気が出ます。

<参考文献>
・Patricia Barthalow Koch, Phyllis Kernoff Mansfield, et al. (2005). “Feeling Frumpy”: The Relationships Between Body Image and Sexual Response Changes in Midlife Women.
・Sofia Prekatsounaki, Erick Janssen, and Paul Enzlin. (2019). In Search of Desire: The Role of Intimacy, Celebrated Otherness, and Object-of-Desire Affirmation in Sexual Desire in Women.

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