女性のオナニーはホルモンバランスを整えたり自分の性感帯を知れるといったメリットが知られています。
しかし自分でイクことに慣れてしまうとパートナーとのセックスでイケなくなるといわれることもあります。果たしてこれは本当なのでしょうか?
オナニーの頻度とオーガズムの関係
ヴァルパライソ大学の研究者がアメリカとハンガリーの女性2,215人を対象にオナニーの頻度や方法、セックスでの満足度についてアンケートを行いました。
この調査に協力した女性は平均して週に2回のセックスと2週間に1回のオナニーを行っていました。オナニーの方法としてはクリトリスや膣内の刺激、バイブやローターの使用がありました。

アンケートの回答を分析したところオナニーの頻度とセックスでのオーガズム体験に相関はありませんでした。つまりオナニーを頻繁にしているからといってセックスでイキにくくなるということはなかったのです。
【関連記事】女性がセックスでイクにはこのマインドが大切
特殊なオナニーはしないほうが良い
しかしオナニーとセックスのスタイルの違いが大きい女性はオーガズム体験が少ないことが分かりました。
オナニーとセックスで刺激する場所や方法が変わってしまうとイキにくくなるということです。
さらにオナニーとセックスの違いが大きい女性はセックスよりもオナニーを好む傾向がありました。スタイルが変わらない女性ではこのような傾向は見られずセックスでの満足度も高くなりました。
イキにくい女性にとってオナニーは自分のポイントを見つけるための助けとなり、パートナーとのセックスでもイケるようになることがあります。
しかしあまりに特殊な方法でオナニーを行うとそれでしかイケなくなってしまう恐れがありますので程々にしましょう。
また見せ合い(自慰の相互鑑賞)が性的な満足度を高めることもありますから、あえてセックスをせずに一緒にオナニーをしてみても良いかもしれません。
参考にした論文:Relationship Between Masturbation and Partnered Sex in Women: Does the Former Facilitate, Inhibit, or Not Affect the Latter?