レスの話し合いの切り出し方!「なんで」と聞かずにこのセリフを言え

レスの話し合いをどのように切り出せば良いかということを説明したいと思うのですが、その前に…

このサイトで何度も説明していますがセックスレスの話し合いは無駄どころか逆効果となることが多いです。

「夫婦で話し合うことが大事です」とアドバイスするカウンセラーや、そう説明しているサイトもありますが、それを信じると危険です。

パートナーに気づかれずにできる解消法もあるのです。そういったものを試すのが先です。

1人で出来るあらゆる方法を試し、それでもダメだという時に話し合いを始めるのです。

そしてその時の切り出し方にも細心の注意を払う必要があります。

レスの話し合いを切り出すとき「なんで」は絶対に言ってはいけない

まず最初にレスの話し合いをする時に絶対に言ってはいけないセリフについて説明します。

それは「なんでしないの」です。

つい言ってしまいがちですが、これを言ったらレスが解消できる確率が下がります。

「なんで」に限らず「なぜ」も「どうして」もダメです。とにかく「Why」はダメなのです

「なんで」と言われると余計に性欲が低下する

なぜダメなのかという理由はシンプルです。

「なんで」と言われた側は責められている気持ちになるからです。

あなたは無意識かもしれませんが「なんで」と言っている時点で、レスの原因はすべて相手側にあるという前提を持っているのです。

全て相手が悪いと言っているのと同じです。

そんなつもりはないと思っても相手はそう受け止めます。

まるで悪事を追求されている気分になって罪悪感や反発心が芽生えるのです。

それによって心を閉ざし、レスの解消どころではなくなります。

また、自分に問題があるような気にもなり「自分はできないんだ…」と性的自尊心が低下します。するとますます性欲は落ちます。

性的な事柄全般が面倒臭いという認識に発展

「なんで」がダメな理由はもう1つあります。

「なんで」は「はい」か「いいえ」で答えることのできない面倒臭い質問です。

理由を答えなければならないのです。しかし、なぜレスになっているのか分かっていないこともあります。

それでも「なんで」と聞かれたら何か考えて答えなければなりません。

脳に負担が掛かるのです。するとどうなるでしょうか?

「レスの話し合い=面倒臭い」という認識になってしまいます。

しかも脳は負担のかかることを「嫌い」と判断する性質も持っています。真面目に話し合いたくなくなるのです。

レスの話が出そうな雰囲気を察したら話を逸らしたり、逃げるようになってしまいます。

妻(or夫)との性的な事柄全般が面倒臭いという認識にまで発展するリスクもあります。

レスの話し合いの切り出し方

ではレスの話し合いを切り出す時に何と言えば良いのでしょうか?

それは「(最近してないけど)何かあった?」です。

仕事や人間関係の悩み、体調不良などがあるのかと確認するのです。

本人を責めるのではなく外に原因があるという前提で聞くのです。

こう言われた側は負担を感じにくいですし心配してもらえていると感じます。

声のトーンにも注意

レスの話し合いを切り出すときは声のトーンにも注意しましょう。

優しく控えめで軽い感じで言うのです。食事中に「醤油とって」というくらいの感覚です。

深刻な感じで話してしまうと2人の間に重大な問題が生じているという認識になってしまいます。

すると気軽に話し合いもできなくなりますし、セックスがますます難しいことのように感じてしまうのです。

切り出せただけでも前進

話を切り出しても「何もないよ」と言われることもあると思います。

その時はそれ以上追求せずに一旦退きましょう。何事もなかったかのように他の話題に行くのです。

落ち込んでしまうかもしれませんが引きずらないことです。

性的な対話の中で生じたネガティブな感情を他の話題に移ったあとも引きずっていると、性的満足度が低下します。(参考:性生活が合わないときの会話で絶対にやってはいけないこと

切り出せただけでも前進したと思いましょう。

「なんで」は自分本位、「何かあった」は相手本位

「なんで」と言ってはいけないのはレスの話し合いに限ったことではありません。

普段のやり取りから「なんで」をよく使う人は直した方が良いでしょう。

「なんで」は自分本位な聞き方で、「何かあった」は相手本位な聞き方です。どちらの方が関係が良くなるかは明白です。

また「何かあった」と聞かれた側は、自分のことを理解しようとしてくれていると安心した気持ちになれます。

こういった感覚はレス解消のためにも大切なのです。

自分がしたくない時でも応じてあげたいという気持ちになりやすいのです。

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「なぜ?」を繰り返すカウンセラーには要注意

この記事を読んでいる人の中にはレスの解消のためにカウンセリングに通っている人もいると思います。

もしそのカウンセラーが「なぜレスになっていると思いますか?」「なぜそう思うのですか?」と、「なぜ?」を繰り返しているようなら怪しいと思った方が良いかもしれません。

最初にレスの原因として思い当たる節があるのか確認するくらいは問題ありません。

しかし何度も「なぜ?」を繰り返しているなら、具体的な解決策を提案できないのを誤魔化そうとしている可能性が高いです。

確かに「なぜ」を繰り返すことで、自分自身に向き合わせて、心の悩みを解決させるという手法はあります。

しかし、それが全員に適用できるわけではありませんし、セックスレスの解消のためには、具体的にすべきことを決めて、それを実践していった方が良いのです。

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