モテたい女性はバラの匂いの香水をつけると良いかもしれません。
それによって美人に見られやすくなります。
また、夜の営みがご無沙汰になっているカップルは寝室の匂い(臭い)を変えてみましょう。
匂いの情報は脳に直接届く
フェロモン香水に効果はありませんが、香りは人の感情や判断に影響を与えるものです。
昔、好きだった人がつけていた香水の匂いを嗅ぐと、何年経っていても当時の思い出が蘇り、胸がチクッとするという人もいるでしょう。
匂いの情報は脳に直接届きます。そして記憶に関係する海馬や、感情に関連する扁桃体などに連絡します。
これが香りによって心が動く仕組みと考えられています。
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バラの香りが女性を美人に見せる
良い香りは外見の評価を高めてくれることもあります。
嗅覚刺激の「快・不快」が視覚情報の判断にも関係するということです。
香りが顔の評価にどのような影響を及ぼすか調べた、アメリカのモネル化学感覚研究所の実験があります。
この実験では心地良いものとしてバラの匂いが、不快なものとして魚の匂いが用いられました。
それぞれを合成し、「100%バラの香り」から「100%魚の香り」まで11段階のサンプルを作成しました。
そして、実験参加者にそれぞれの香りを嗅がせながら、女性の顔写真を評価させました。
参加者の評価を集計すると、バラの香りが強いときほど、魅力的と評価されることが分かりました。
気分が良いときに見たものは高評価する
顔を見て美人と思うかどうかは瞬間的に行われる感情的な判断です。
そのため、その時の自分自身の感情の影響を受けます。
気分が良い時は高評価をしやすく、気分が悪い時は低評価をしやすくなるのです。
バラの香りによって気分が良くなっている状態で、女性の顔を見ると魅力があると評価しやすくなるということです。
モテたい人はバラの香りのフレグランスをつけると良いかもしれません。
寝室が臭いと興奮が抑制されてしまう
ところで自宅の寝室はクサくないでしょうか?
先ほどの効果と逆で、クサいと不快になりますから、夜の営みをするモチベーションが上がりません。
また、嫌悪感は興奮を抑制してしまいます。(参考:寝室が汚いとレスになる)
せっかく良い雰囲気になっても「クサッ!」と思った瞬間に萎えます。
臭いに対する敏感さには個人差がありますから、あなたは何も感じていなくとも、パートナーは気になっている可能性もあります。
寝室がクサい原因は枕や布団に染み込んだ人間の匂いであることが多いです。
バラの香りのファブリーズで消臭した方が良いかもしれません。
人間は匂いから異性の健康状態を調べることもあります。
クサいと「健康状態が悪いので強い子孫を残せない」と判断されます。性的興奮が喚起されないのです。
自分自身が不快な臭いを発していないかも見直しましょう。
参考文献:Janina Seubert, et al. (2014). Odor Valence Linearly Modulates Attractiveness, but Not Age Assessment, of Invariant Facial Features in a Memory-Based Rating Task.